ロシアによるウクライナ侵攻に関するToCoBoN声明

[The ToCoBoN Project, which is a group of individuals who are involved in various causes, released a statement on the Russia’s invasion of Ukraine. Mika Nakahara is a member of the project and thus created a website for both the ToCoBoN Project and the statement. To read the statement in English, please click here. Please share the link to help us spread the message. You can also read the statement by the Risk Management Office for the Nonprofit Organizations. Thank you for your interest.]

16日深夜に発生したマグニチュード7.4、最大震度6強の地震で被害に遭われたみなさまにお見舞い申し上げます。

東京でも長い揺れが続きました。揺れが収まるかと思ったところでさらに揺れが始まったので、東日本大震災のときを思い出しました。久しぶりにヘルメットを装着しました。自室ですぐ取れるところに置いてあるものの、震源がもっと近かったりもっと激しく揺れていたり別の部屋にいたりしたら、装着の余裕があるかどうか、自信がないというのが正直な気持ちです・・・。

しばらく大きな揺れに注意が必要らしいので、避難経路の確認、水や調理しなくても食べられるものの確保、重い物を棚の上の方に置いている方は下の棚の段に移動するなど、災害で命が助かり生き延びる手段を講じてください。

ToCoBoNプロジェクト

ロシアによるウクライナ侵攻について、連日報道を見ては軍事侵攻が一日でも一時間でも早く終わってほしいと願うばかりです。

NPOリスク・マネジメント・オフィスとしてもロシアによるウクライナ侵攻に関する声明を出しているのですが、私が関わっている別の複数のグループでも、声明を出したり、軍事侵攻の停止と平和を求めるアクションを起こしたりしています。そのうちの1つ、ToCoBoN(トコボン)プロジェクトでは、先週のことですが、軍事侵攻の即時停止を求める声明を出しました。

ToCoBoN(トコボン)プロジェクトという名前をお聞きになったことがある方、あるいは覚えていらっしゃるという方はほとんどいらっしゃらないと思います。

ToCoBoNとは”Towards Community without Boundaries with NPOs”という、ちょっと分かりにくい英語名称の略です。「国境など関係なく、NPOが社会で活躍できる社会をめざそう」という思いで、市民活動に関わる人たちが個人の資格で集まったグループです。記録を作っていないのでいつ結成したか忘れてしまったのですが、1998年前後だと思います。

グループの当初のメンバーは、障がい者自立支援、まちづくり、里山保全、環境保護、平和活動、先住民族の権利擁護、NPO運営支援など、幅広い活動をしてきた方々でした。アメリカや韓国へ視察に行ったり、また視察で訪ねた方を日本にお呼びしてシンポジウムを開催したこともありました。一番年下だった私は、市民活動の大先輩たちに混ぜていただけて、世の中の見方やものの考え方などを教えていただき、大きな影響を受けたみなさんです。

その後、長い間表立ったプロジェクトなどは行なっておらず、メンバーのゆるやかな入れ替わりもありつつ、時折食事をしながら、お互いの活動や問題意識などを共有してきました。

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ToCoBoNプロジェクトによる声明

コロナ禍で数年集まれていないのですが、今回のロシアのウクライナ侵攻について、メンバーから「ToCoBoNとして声明を出そう」という話になりました。日本語と英語で声明を作成しました。ToCoBoNプロジェクトのページを急遽、NPOリスク・マネジメント・オフィスのウェブサイト内に作りました。そのページから声明へのリンクをクリックしていただければ日本語・英語の声明をご覧いただけます。

あるいは、直接声明をご覧になりたい方は、日本語はこちら、英語はこちらをクリックしてください。

無知を自覚

今回のウクライナへの侵攻で実感したのは、現在ウクライナでおきていることや、ロシアとウクライナの関係など、私が知っていることは少ないということでした。ロシアのことを知っている方でも今回の侵攻や原発攻撃まで予測できたのかはわかりません。しかし、たとえ予測不能であったとしても、どの点でいつもと違うのか、また民間人の安全をどのようにしたら確保できるか、あるいはどの団体に支援したらいいかなど、日ごろから知っていれば自分で判断し、フェイク情報にも惑わされずにすむかもしれません。

1人の人間が全てのことに精通することは難しいですが、今回の事態また、平和がこれほども脆いものだということを知ってしまった者の社会的な責任として、少しでもできることをしたいと思います。

それでは、みなさま、安全確保しながら連休をおすごしください。

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(中原)