新年度です。リスクもチャンスも変わります。

4月に入り、新年度が始まりました。コロナ禍の行動制限がいろいろと緩和され、新年度の活動計画も、過去3年間とは異なるものになっているNPOも多いのではないでしょうか。

感染症対策が必要なのは新型コロナウイルスだけではないので、引き続き感染リスクに取り組む必要があります。

会計年度は4月はじまりではないというNPOでも、4月は関わる人たちが変わったり、同じ人でもその方の生活環境などによっては関わり方が変わったりすることがあります。子どもに関わる活動をしているNPOであれば、子どもの進級・入学(園)・卒業(園)などもあります。お仕事を退職された方が新たにボランティアやスタッフとして参加されたり、あるいはみなさんの活動地域に引っ越してきた方がみなさんの支援をしているかもしれません。支援だけではなく、参加・参画の機会を探しているかもしれません。

関わる人が変われば、そのNPOのリスクは変わります。リスク・マネジメントも変わります。「みなさんとこれから関わることになるかもしれない」潜在的なステークホルダーに変化があれば、みなさんと関わることでその人にもNPOにとっても「チャンス」を逃さないようにしたいものです。みなさんのNPO内で人の大きな移動がなくても、周りではさまざまな変化が起きています。それは常に言えることですが、4月はとくに、この傾向が強くなります。

あらためて、リスクやチャンスと対策の見直しをして、新年度に備えましょう。NPOリスク・マネジメント・オフィスは「市民活動を担うNPOの外付けリスク・マネジメント部門」として、さまざまなお手伝いをしています。リスクの洗い出しのヒアリングやワークショップ、組織内のコミュニケーションの円滑化やリスク・マネジメント体制の整備など、ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。社会福祉協議会やNPO支援センター、自治体等でのNPO向けリスク・マネジメント講座の受付も再開しました。

(中原)

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