難民映画祭が開催されます
難民と呼ばれる人たちにも、それぞれの名前があって、夢もある。命の危機にさらされ、不安定な立場で日々を暮らしながらも、それぞれの人生を生きている……。困難を生き抜く難民に焦点をあてた映画祭として2006年に始まった「難民映画祭」が今年も開催されます
開催概要
開催期間は2025年11月6日(木)~12月7日(日)までで、第20回を迎える今年は9作品が劇場(東京・大阪)とオンラインで上映されます(劇場公開は計4作品、オンラインで視聴できるのは8作品)。開催情報や上映作品、難民映画祭についてなどの詳細は、主催の国連UNHCR協会の特設サイトをご覧ください。
視聴方法
申し込みは、10月7日10時から難民映画祭2025のサイトで受付が開始されます。視聴できるのは、日本在住の方のみだそうです。視聴方法には、寄付つき鑑賞と無料鑑賞があります。若年層のみなさんが参加しやすいように、無料鑑賞の選択肢がもうけられているとのことです。
20回を「記念」する?
難民映画祭は、今年で20回目を数えます。キリのいい数字ですし、20年も続いたというと、フツウなら「おめでたい」記念の回、と言いたいところです。多くの人の寄付やボランティア、支援で成り立っていること自体は素晴らしいことですが、「続いてしまった」というのも現実。難民として避難を強いられる人は増え続けています。だから、決して「おめでたい」話ではありません。しかし、多くの人たちに難民について知ってもらう入り口としてのこの映画祭を重苦しく開催したくはありません。今年の難民映画祭のチラシやポスターの青いバラには、「奇跡」と「夢が叶う」などの、花ことばがあるそうです。難民と呼ばれる人たち1人ひとりの夢が、そして国連UNHCR協会や難民映画祭を支える人たちの「難民のいない世界の実現」という夢が、この青いバラには込められているのですね。

広報サポーターに
難民映画祭は、広報サポーターにも支えられています。広報サポーターは今年で3回目の公募で、60名がボランティアとして参加しています。私も、今年は広報サポーターの1人として、難民映画祭に関連する情報をこのブログやSNSなどで発信していきたいと思います。
(中原)